2009年6月28日日曜日

スルメイカ好調

2009年6月27日(土) 中潮

はら丸 6時船
江ノ島沖 水深100-140m
晴れ 無風のち少々 凪のち1m

BJSスルメ直結120+B
電動丸BM3000 6号300m
ブランコ14cm7本
直結14cm9本
オモリ120号

スルメイカ 45杯 25cm-38cm

今シーズンはマルイカが絶不調、出船する船宿も少なく、出てもムギイカ主体。そのムギが徐々に大きくなってきた様子。はら丸に着くと着座ボードがガラガラ。イカ不調を物語っている。右舷トモを確保しながら「常連さんは?」に「プロは二人だけ。」と大女将。常連さんもなりを潜めているらしく、客が少ないのだろう。そういえばはら丸から葉書も来ていた。「5時船は?」に、「10人だけ。でも6時船には今から12人の団体さんが来るって」と。結局16名で出船したので、団体客がいなければ4名。経営も苦しかろう。にもかかわらず、券なしでも顔パス割引がうれしい。

いつものように左舷に三浦半島を見ながら南下。途中で大きく右に方向転換。どこに向かうのかと思っていると、「城ケ島沖が潮早くてだめだっつうから、江ノ島沖でやってみっから。」と船長のアナウンス。結構遠い。1時間かかって7時過ぎ実釣開始。サイズが小さいこともあってPE3号を巻いた電動丸SP1000をチョイス。ヤリイカ用も持って来たが、先日セール期間に安く仕入れた短く硬いスルメ直結竿を試す。指示棚は50-80とか、65-90とかで、一日中イカの群れは中層にある。新品ブランコで探るがノリは良くない。移動が速く、一流しで一杯かけられるかどうかの状況が続く。船中見回しても水鉄砲は少ない。今日は20杯を目標にきたが、この状況ではツ抜けがやっとか・・・。

9時半頃SP1000が前触れなしに電動巻上不能に。同じ故障が前にもあったし、設計不具合なのだろう。PE6号では小さいアタリが取れないかもと不安ながら、BM3000に交換。ついでに仕掛けも直結に。いきなり3点掛け。ポツポツ釣れ出しツ抜け達成。10時半頃、相変わらず移動は速いが、イカの活性が上がったのか当日最高の5点掛け。以降入れノリ状況に。ただし一流し一投で潮回りは変わらず、要はいかに早く投入して指示棚を素早く探れるかの勝負。相変わらず苦戦する左右のブランコを尻目に3点、4点掛けを多発できて、直結の有利を実感。空振りがほとんどなくなり、それまで余裕だった沖干し作りが全く追いつかない。

右舷胴の間で、若いあんちゃんが一人で来て悪戦苦闘している。出船前大女将に「またまん中あたりが良いの?」と聞かれていたし、タックルも真新しい。あえて操舵室の横を選んで通っているのだろう。船長が窓からあれこれ暖かい指導をするのだが、相変わらず口調が方言と相まって厳しい。まるで昨シーズンの自分を見ているようでトモからほほ笑む。1シーズンやれば、それなりに釣れるようになるぞ、がんばれ。

ノリが良くなるとイカ釣りは忙しい。「この流しで終わりにすっから片付けて」との船長アナウンスで気づくと1時の納竿。昼飯を食べる暇もなかった。後半怒涛の多点掛けで、45杯は自己記録更新。下船時、「45獲ったってー?」と船長も嬉しそう。船中5-45で、しばらくぶりの竿頭。次頭が30杯なのでダントツ。なお、城ケ島沖の5時船は0-10、他船も軒並みツ抜けがやっとの状況だったらしい。ツキも味方した。こんなことは滅多にないので嬉しい。今にして思えば、電動シャクリで広いタナを素早く探れたことが奏功したのだろう。今シーズンは電動直結にはまりそうだ…。大漁に上さんはまた嫌な顔をするだろうと思ったら、「良かった、晩御飯は予定通りのイカ丼と焼きスルメで。」と、小言も少ない。バイト先に裾分け先も開拓したらしく、要するに料理が楽なら良し、ということらしい…。

2009年6月21日日曜日

ウリンボと良形カサゴ

2009年6月20日(土) 中潮

忠彦丸 LTイサキ 第3忠彦丸
剣崎沖 20m 
晴れ 微風 凪

BJSライトゲーム64 155I+B18
ABU5500 PE3号
三咲ライトマスター II180
ABU 左巻き PE1.5号
探検丸 サニービシ40号
ウィリー1.5号~1.75号 3~4本針

イサキ 18cm 1匹
カサゴ 28cm 1匹
マアジ 30cm 2本

剣崎か久里浜まで行くつもりだったが、めずらしく寝坊した。小柴の三喜丸はこの日仕立てのみ。八景の忠彦丸へ。快晴・凪とあってイサキは2艘、ともに満席。前回潮上ミヨシに懲りたので左舷胴の間に。

渋くて厳しい。お土産用のマアジを釣っている最中に、良型のカサゴをゲット。これはうれしい。が、結局それだけ。イサキはウリンボを1匹掛けただけ。左舷トモ寄りで数匹取り込んでいたが、ミヨシよりは全く釣れていなかった様子。探検丸の反応は出ている。接近戦の一之瀬丸右舷ミヨシの人がうまい。当たり棚に集中的にコマセ撒きポツポツかけている。真似るがダメ。仕掛けも違うのか、さらに細いものが必要かもしれない。ラインのスナップが壊れてテンビンとサニービシが水没・・・。ダメな日はそんなもの。

アジをタタキに、カサゴとイサキを煮付けに。昨年釣った42cmを見ているだけに、今日のイサキを見て「何これ?どこ食べんの?」と上さん・・・。前回の残りも使う。カサゴの壺抜きがうまくできず、結局包丁でエラとワタをねじりきる。このサイズだと喰い応えも十分、上さんの味付けもばっちり。しっとりしっかりした身が、なんともウマい。「キンキの煮付け見たい。これなら持って帰ってきてもいいよ。」と、見た目のグロい根魚系が苦手な上さんも、珍しく絶賛。「イサキはリリースしたら。」と付け足すのも忘れなかったが…。

2009年6月14日日曜日

久しぶりのシロギス


2009年6月14日(日) 小潮

進丸 午前船
小柴沖 水深15~20m
曇り 微風 波0.5m

BJS ライトゲーム64 155I+B18
ダイワ スピニング PE1号
小型天秤15号オモリ、1号ハリス7号2本ハリ、ビーズ
三咲 ライトマスター II180
ABU 左巻き PE1.5号
小型天秤20号オモリ、1号ハリス7号2本ハリ、パイプ

シロギス 23匹 15cm~23cm

昨日釣果チェック、マダイやイサキは渋め。ヤリイカは終わり、マルイカは相変わらず盛り上がらず、スルメはムギが上向き程度。う~ん、と唸っていると、横から「タイもアジもイカもいらん。キスが良い。」と上さん。大きな魚の手応えが好きで、キスは長らくご無沙汰していたのだが…。他の魚は渋そうだし、日曜に遅くなるのも体がきついし。で、進丸の午前船に。手広くやらずに、キスやアイナメのみでこじんまりとした経営と船長の人柄が良い。盛況20名ほどの右舷ミヨシ。

7時15分出港。20分ほどで実釣開始。久し振りなので目標はツ抜け。1投目から小気味よいアタリ。釣り方を説明していた船長が「と、話している間に、2匹ほど上がりましたよ~。」とアナウンス、気持ち良い。潮が船下に入るので、投げてもさほど広くは探れない。船下をコツコツつついていると、コンスタントにアタる。シロギス特有のプルプル感が心地よい。ライトゲームIでは柔らかすぎるかと思っていたが、かえって良いのかペース良く目標達成。この時点で左右は3、4匹。柔らかい竿が良いのか、細いハリスが奏功しているのか。

目標達成に気を良くして、硬めのライトマスターに切り替えコツいてみる。アタらない。置き竿にして、ライトゲームを投げる。アタる。何度かライトマスターも投げるがアタらない。ライトゲームだとアタる。この違いは驚きだ。結局、ライトマスターには1匹しかアタらず。置き竿主体だったとはいえ、それだけではなさそう。仕掛けが悪かったのか?ライトゲームのほうはポツポツ釣れ続き、11時納竿。23匹。船中3-37。トップは左舷ミヨシ。毎週土日あちこちで楽しんでいるベテランで、誘いがうまい。

半日船は早く帰れて良い。10匹を天ぷら用に開き、13匹をハラワタだけ処理。洗濯、片付け、フロも終わって、ブログも書ける。のんびりTVを眺める。永井名人が久里浜・剣埼で早潮ミヨシの悪条件で渋い中、あれこれ細工、しっかり2枚釣り上げている(番組として成立しないものもあるのだろうが…)。上さんのご要望も果たしたことだし、次はマダイか、イサキか、スルメイカか、デカイのが良いな、やっぱり。

2009年6月8日月曜日

臨機応変か優柔不断か

2009年6月7日(日) 大潮

忠彦丸 LTウィリー第5忠彦丸
下浦沖~館山沖~洲崎沖~館山沖
60m~100m
快晴 微風 凪

BJSマルイカ直ブラM165+B
電動丸1000SP PE3号 探検丸
BJSライトゲーム155I+B18
ABU左巻き PE1.5号
プラビシ40号、25号や30号増しオモリ、プラビシ80号
ウィリー3本針 1.75号~4号 2.5m~4.5m
オキアミ イカタン

マアジ8本 30cm~38cm
リリース シキシマハナダイ、トラギス等

久しぶりの快晴。大型マダイを釣りたくて八景に6時到着。すでに2席しか空きがない。これからさらに混んで釣りにならないだろう、イサキも人気で混むだろう、とLTウィリーに変更。前回のようにキントキか、運が良ければイシダイがと、欲をかく。トモから左右とも2席が埋まっている。潮が速くトモが有利になるだろうから当然か。不利な状況下でもどれだけできるかと、左舷ミヨシに。

あれよあれよという間に満席、結局左舷には10人が並ぶ。オマツリ必至。こりゃーダメだ、今日は魚影観察だなと思いつつ、探検丸セット。親機からの信号が出てないので船長を促すと、魚影反応が映らず水深だけになるけど良い?と。なんじゃそりゃだがしょうがない。今日はツキもなさそうだ、日光浴だけだな・・・。

7時20分、定刻どおり出船。八景島を横目に出かけるこの時がいつも気持ちいい。8時下浦沖60mダチで実釣開始。近くに松輪サバの職業漁師船3艘。アジサバ狙い。潮が速く、トモ方向に水平に対して30から45度も傾く。案の定船中あちこちでオマツリ。それでもポツポツ中アジが取り込まれている。ミヨシには全くアタリがない。しかも道糸が船下にもぐる最悪の状況。コマセの撒き役のようなものか。とにかくオマツリ回避のためにできるだけミヨシに寄って、増しオモリも20号指示に対して25号、それでも足らないので30号に変更。道糸もできるだけ細いほうがよかろうと慣れない1.5号の左巻きも試す。早潮でもアタリを取ろうと4.5m仕掛けにするとオマツリ。ならばと1m詰めるとアタリが出ない。であればと2.5mの1.5号仕掛けで早いシャクリで掛けるとハリス切れ。そんなこんなで、たまーにでるアタリ。これが結局ことごとくオマツリかハリス切れでバラす・・・。

館山沖、洲崎沖と移動してもこの繰り返し。取り込んだのはトラギスや名もわからぬ小魚のみですべてリリース。残り2時間でボウズ、まさに船上日光浴状態で集中力が薄れる。得てしてこういう時だ、事故るのは。竿先に絡まった道糸に構わず投入、・・・ベキッ。やっちまった、BJSマルイカの竿先をへし折ってしまった。最悪・・・。

潮が1.2ノットと速いらしく着底時にはポイントが外れる洲崎沖をあきらめ館山沖に戻る。残り1時間、竿先を切り落として応急処理し、中乗りさんに断り最終手段として80号プラビシを使う。オマツリを避けてなんとか一尾を狙う。小気味よい引きで取り込んだのはシキシマハナダイ。続いてアジらしきあたり、追いノリを狙う。重い引きは大アジのダブル。このころから道糸が左舷前方に流れる。たまたまなのか、見かねた船長がそうなるように操船してくれたのか・・・?こうなると入れ食い。良型アジのダブル取り込みを楽しみ、納竿。シキシマは上さんが嫌うのでリリース。マアジ8尾を血抜きして持ち帰り。

船中8-20、スソを引いてしまった。後調べではマダイもイサキも苦戦模様だった様子に妙にほっとする。今回の結論:当日釣り物変更は臨機応変か優柔不断か紙一重。不利な状況をなんとかする腕はナシ。

2009年6月2日火曜日

イサキ解禁


2009年6月1日(月) 小潮

忠彦丸 LTイサキ五目 第三忠彦丸
剣埼沖 水深30m、90m
曇り時々晴れのち雨
風少々 波0.5m

BJSマルイカ直ブラ M165+B
電動丸1000SP PE3号
BJSライトゲーム64 155I+18B
ABU5500 PE3号
探検丸CV プラビシ40号
ハリス2号~1.5号、3~4本針ウィリー仕掛け
イサキ 3尾 20cm-25cm
マアジ 7本 30cm-35cm
マルアジ 3本 30cm
マサバ 2本 40cm
ゴマサバ 2本 40cm

多忙で5月は結局GW以来無釣行。この土日も仕事。やり切れぬ思いをリセットすべく休暇取得。この日から解禁になったイサキをLTウィリーで。昨年解禁2日目に42cmを釣り上げた忠彦丸へ。晴れ予報に半袖半ズボンで出かけたが肌寒い。結局長袖着てマリンスーツ上下と長靴でいつもと同じ。右舷トモ(2番だったが出船間もなくになってもトモ氏が来ないので確認したところ、マダイの人が間違えて確保していたもの。そういえば第三はマダイ船、混雑予想で配船を入れ替えたらしい。)、右舷だけで8名。

剣埼沖30mなのでマルイカ+ABUでシャクル。イサキポイントは狭く、船団の中で接近戦。開幕直後はいつもそうだがイサキの喰い渋い。10時頃まで様子見るも船中でクロダイやメジナ(ともに良型!)は釣れるが、イサキの顔は見ない。90mダチで良計アジ好調との僚船LTウィリーからの無線受けて、おみあげ確保へ。移動中、電動丸に交換。巻きつけテンションが弱かったせいだろうPE3号400mの糸送りが遅い。ために着底前にサバやマルアジに喰われる。何とかかいくぐると次第に締め直しが効いて、マアジ良型もゲット。
11時半ごろ30mダチに戻り以降15時の納竿までイサキ狙い。弁天屋が好調に釣りあげている(後確認0-38、30以上4名)ので、船長もその左舷・右舷に位置取りするも釣れず。あきらめムード濃厚で、右舷では置き竿や居眠りも多い中、めげずにシャクる。弁天屋釣り師を見て、ライトゲーム+ABUに変更、柔らかいシャクリに。その他創意工夫が奏功した(と思う)のは、
  1. 3.5mの仕掛けでは長すぎてコマセと同調していないと考え、1m詰める。→直後に1尾
  2. 探検丸の反応にあわせて、棚を修正。→思惑通り1尾
  3. 型が小さく、アタリがあっても喰いこみが悪いので、ハリスを1.5号に。→直後に1尾
の三つで、それぞれ直後に一尾づつゲット。でもそれだけで続かず、結局イサキは3尾だけ。船中0-5で右舷では全く釣れていなかった(と思う)ので、工夫した甲斐があったか・・・。下船時に船長「いやー、解禁初日は厳しかったねー。ポイントもわかったし、1週間もすれば上向くと思うよ。」後確認では好釣果は弁天屋とムツ六ぐらいで、(ここまで少なくはないが)他は軒並み大した釣果ではない。前者は年期の入った釣り師が多いので、腕の差が出たということでもあろう。