2010年1月31日日曜日

捨てる神あれば拾う神あり

2010年1月30日 大潮

忠彦丸 3号船
洲崎沖~沖の瀬 水深80m
風北7m~3m 波1mうねり

キントキ 1枚 30cm
メバル 5本 20cm~28cm
アカイサキ 2本 25cm~28cm
不明、カナガシラ多数リリース

ヒラメは好調なれど外房まで出向く元気がない。マダイは休日の混雑不調が予想される。イカは釣れそうだがストックあり。アジも同様。で、久しぶりにLTウィリー。平塚も良いが忠彦丸のは少々水深があり型も期待できる。なんでも本命と謳う五目だが、狙いは去年(楽しいウイリー)も釣れたキントキ(で煮付け)。混まなきゃいいがと危惧していたとうりの人気だが、急きょ2艘出しに変更されてホッ。左舷7名のトモ3番。

久里浜沖のマダイ船団(後確認ではやはり不調だった模様。剣崎はまずまず。)を横目に一路洲崎沖。開始早々にメバルやアカイサキが釣れた。が、以降苦戦。「潮が速くてすぐに流されるから巻き上げた人は再投入しないで」と船長の説明、一流し一投で流し替える状況。移動の早いときのイカ釣りと同じ。こうなると早い着底が肝心。だがLT用サニービシ40号ではいかにももどかしい。素早く投入しても左右よりかなり着底が遅れ、左右がヒットし巻上げに入った頃にシャクリ始めるがアタリが出ない。すでにポイントからずれているのか。見ると右隣氏はL80号、左隣氏はFL80号を使用、早いわけだ。深さにマッチしたそれがいる。LTなのに80号を使う左右氏を不満に思うよりも、出発前ふと頭をかすめたのに80号を持って来なかった自らを悔やむ。オマツリ回避の必要もあって、増し錘に15号を一つ二つと追加していく。が状況は好転しない。それどころか今度は手前マツリが増える。どうしたものかと思案していると、察したのか「船に20号の錘あるから、一つにしなよ。二つだと回転してしまうから。」と船長。なるほどどうりでやたら仕掛けが撚れてしまっていたのか。手持ち25号の増し錘一つに変更して、手前マツリ・撚れ問題は解消。いぜん着底の遅さは変わらず釣果は伸びない。周囲は順調にメバルを尺混じりで釣り上げている。打つ手なし、ダメだ今日は神に見放されたか…

ラスト一時間、沖の瀬まで移動。ここでは潮はきつくなく大流しに。これならなんとかなるはず、と気を取り直してシャクっていると、竿先がガンガンガン。メバルとは異なる段引きを堪能し取り込んだのは真っ赤なキントキ。苦労の末の一尾、嬉しい。これ一枚で今日は救われた。ウィリー針でもオキアミ針でもなく、特エサのサバ針に喰ってきた。右隣氏が持ち込んだもの。好調にメバルを掛けるので、「釣りますねー、その特エサ何ですか?」と水を向けると、「この前釣ったサバです。邪道だけどキントキがサバに喰ってきやすいので。使ってください。」と親切に分けてくれていたもの。拾う神になった。そのわずか5分ぐらいか、パタパタと船中でキントキが釣れたのは。

2艘合わせた高低で4-42。お持ち帰り9尾は不満が残るが、最後に狙いのキントキを手に入れて良し。帰港中、「サバありがとうございました。キントキやっぱりサバに喰ってきたよ」と礼を言うと、「いえいえ。また試してみてください。両刃の剣かもしれませんけど…」と右隣氏。?…、そうか、ご本人にはキントキ来なかったんだ、メバルはポンポン釣ってたけど。こちらは貧果ながら狙いの一尾。いつも船中あちこちに演じられているのだろう、捨てる神あれば拾う神あり。

BJSマルイカ直ブラM165+B 電動丸1000SP PE3号
天秤50cm サニービシL40号 増し錘15号X2→25号
ウィリー3本針3m1.5号、2号 イサキ3本針3m1.5号、1.75号、2号 アジ3本針2m1.5号、2号 等

2010年1月24日日曜日

休暇がまたダメになり…


本日帰国。月に、いや3週間内に2回の出張はきつい。明日も8時半から緊急招集。休暇取得済で、時差ボケ解消沖釣りの予定だったのだが…。マダイはバラつきが多く、ヒラメは鹿島よりも外川や大原が良さそう。相模湾のヤリイカはまずまず、南房にも行ってみたいが。次の週末が楽しみだ。

2010年1月18日月曜日

何年振りだろう、気兼ねない新年会

16日(土)駐在時代の戦友T家にて新年会。

同じくK氏が上さんの回復を聞いてアレンジしてくれたもの。手早い沖干しスルメのあぶりを楽しませ、シメサバあぶり・マアジ・ヤリイカの刺身盛り合わせを出す。使い込んで短くなっているがよほど物が良いのだろう、刺身包丁の切れ味が抜群で、包丁の違いによる刺身の仕上がり具合の違いを実感。いずれも大好評につき、マサバの残り柵とマアジを開いて共に塩焼きにして続ける。塩も高級品で美味い。準備されていたチゲ鍋にスルメの輪切りを放り込み、締めにはヤリイカ小鉢丼。評価絶大。取りに行くから釣行した日は教えろ、連れて行け、と。釣り魚喜んでもらえて、嬉しい。

何年ぶりだろう。さすがに子どもたちはN子がいるだけで、半ば独り立ちしているので他は誰も来ない。いずこもそれぞれの悩みを抱えているので、子供たちがいないと却って気楽だ。クロベエとマーガリンを連れていく。マーガリンは休むことなく広い邸内をずーっと散策。クロベエは久しぶりに興奮したのだろう、マーキンググソをしたかと思えば、じゃれつき高じて穴があくほど右手を噛み流血。思わず蹴り飛ばしてしまった。反省。(…翌日、腫れあがった右手と血まみれのトレーニングウェア上下にびっくり。)


持つべきは気の置けない先輩戦友たち。近況、昔話、今後と話題が巡る。苦しいときは黙って見守り、脱した時にはさりげなく祝ってくれる。久しぶりに気兼ねなく大酒。上さんにもわかるらしい、笑い方が違ってたと。先輩方に感謝。

2010年1月16日土曜日

サバだって高いんだぞ

2010年1月15日(金、休暇) 大潮

忠彦丸 1号船
久里浜沖 水深60m、90m
晴れ 北東後西の風 3~6m
波1m うねりあり

マアジ 7本 30cm-33cm
マサバ 1本 43cm
ゴマサバ 多数リリース 3本持ち帰り 35cm-38cm

「タイはどこ行ったの?」釣果速報メールをみた上さんが電話してきて第一声。「見タイと思ってたけど、いないみタイ…」「ダジャレ?寒~」「…うん、指先かじかむ位寒かった今日は。」「サバいらんで。誰かにやっといで」「もう車でサバかれへん」「もうええわ」ガシャン。

会話が全てを物語る釣行だった。年末と三連休の出勤を取り戻して休暇をとったのだが…。今週久里浜のマダイが好調で、午前中には喰わず潮替り以降らしい。ならばと、朝ゆっくりできる八景の船に。左舷トモ。操船しながら竿を出した船長含めて6人で0-1枚、船中2枚だろう。もっとも久里浜の船もこの日は渋く、剣埼がよかった様子。…失敗。

久里浜からかなり金谷寄りの沖、水深60m。潮が澄んでいて、大潮だが潮位差が小さくほとんど流れていない。マダイ反応はあるが口を使わず、喰ってくるのはゴマサバばかり。1時まで粘ったが、船長もシビレを切らしたか、久里浜寄りの90mダチに移動。良型アジが入れ食いで活気づく。紛れているはずのマダイを狙っていると、アジとは明らかに違う引き込み。ついに来たと出しつ出されつ慎重にやりとり。浮き上がったのは銀色。・・・あぁ、またサバだ。が、抜き上げるとやたら太い。腹が虹色に光るマサバだ。マダイはアタらなかったが、松輪ブランドのマサバ確保で良しとしよう。帰宅後サバ好きのお隣さんにすべてあげようとする上さんからこの高級サバだけは取り返す。

BJSミヨシ40-255+B
電動丸1000SP PE3号
夢の天秤 サニービシL80号 クッション1m
3号7m2本針、2号6m2本針、2号8m1本針

2010年1月11日月曜日

勝つのは白か赤か

中潮

喜平治丸 8号船
洲崎沖 水深140m~170m
曇り 北北東風5~6m 波1m~1.5m

ヤリイカ 23杯 20cm~25cm
スルメイカ 8杯 25cm~30cm

昨夕帰国。9時には朦朧、時差ボケで今朝3時に目覚める。新品のプラヅノを準備済だが、昨日のヤリイカは長井も剣崎もトップ15杯程度とパッとしない。まぁ三連休の最終日なら空いていて好転するだろうと、久しぶりの喜平治丸。釣り人10名の右舷ミヨシ2番。

小さなアタリを巻き上げた二流しはバラシで吸盤だけ。今度こその三流し目は着底即ズンズンズンと良型スルメ3点掛け。久しぶりにヘビーな巻上げを堪能。楽しい!が、次もその次もスルメ。底を探っているのだが…?周囲はヤリイカもポツポツ釣れているのだが…?14cmとMIXだが11cmにヤリが乗っても良さそうなのに…?沖干し用にスルメを捌きながら、ふと思いつき中錘をつける。と小型ながらやっとヤリ確保。以降ポツポツ釣れ続く。着底後若干タルませ気味に誘ってみるとズシリとした重み。スルメかと思いきやヤリイカ4点掛け。嬉しい!サバに振り落とされたり、バラシ空揚げしながらも、終わってみれば31杯。船中7-40。新品ヅノか、中錘か、空くとの読みか、はたまた単なる偶然か。いずれにせよ上々だ。

帰港後休憩所での名物ラーメンが美味い、今日は寒かったのでなおさらだ。と、大船長が「さっき誰か氷持ってけぇたけ、イカ知んねーなぁ。」と語りかける。「えっ、氷使わないんですか?」と問うと、「真っチロに硬くなっから、ダミだ。冬場はそんまんま、夏場でも氷に当てないよう持ってけぇんだ。着いたら一本一本離して15分ぐらい並べてみろ。きれいな赤になっから」と。帰宅後早速やってみる。「赤くなってきた。知ってるか、透明とか白じゃなくて赤のほうがええんやて」と自慢する。と、上さん「当たり前やん、知らんかったん?スーパーでも黒いので鮮度見るの!お父さんに握るなってよく怒られたし。」一蹴。さすが主婦、いや、さすが漁師の娘、というべきか。…存じませんでした。

BJSヤリイカ乗り調子165+B
電動丸1000SP PE3号
ヨリトリリング 中錘10号
14cm+11cm 6本針 ピッカピカオーロラ
11cm 6本針 ピッカピカオーロラ
錘120号

2010年1月3日日曜日

2010年初釣り

2010年1月2日(土) 中潮

関義丸 午前船 5号船
大津沖 水深60m
快晴 無風 凪

マアジ 26本 20cm-25cm
イシモチ 1本 25cm

マダイがしぶそう。なので、初釣りはヤリイカかヒラメを、と仕掛けの作成中だった。「長男Tがアジの干物を食べたいって。私はアジフライ。」と上さんの指令。・・・、こういうときはリクエストに応えておいたほうが良い。7:30出船だが、6:15に着いても8号船はほぼ満員。空き席を伺っていると5号船が横付けに。「2艘出し?」に「はい、どうぞ」と船長。左舷5名のトモ。早潮を避けたのか、走水沖でなく猿島方面に北上。快晴で無風で気持ち良い。西に富士を拝み、今年は良いことがありそうな気がする。

いつものヤリイカ用は封印、スルメイカ直結用竿を試してみた。短く硬いのでコマセワークをショートピッチでやりやすい。反面、置き竿では常に竿先に集中しておかないとアタリを見逃す。型が小さかったことも考慮すると、総じてこちらのほうがビシアジにはマッチしていそうだ。

「小さいですね~」と隣の貸竿氏、持ち込んだオキアミに5~6本喰ってきている。「3枚に卸すとちょうど刺身になるよ」と応じつつ、船の赤タンで1本しか釣れていない俺は2号ハリスを1.5号に変更。奏功したのか潮が効き始めたのかポツポツ喰いだす。喰い棚を見つけて連釣、狙ってダブルも時々。ぱたりと止まってしまった隣氏、後半になって「何枚釣れました?16も?棚はどのへんですか?」とイシモチばかりで困った様子。「底から2.5m前後。こまめに調整しないとすぐずれてしまうみたいだよ。」と、底立ちの取り直しをアドバイス。とたんに連釣になってニッコリ。

船中3-40の船宿釣果は8号船のものか。型が小さかったが、いずれも金色のマアジを半日26本の初釣りは上々だ。下船後、「20枚釣れました。棚助かりました、ありがとうございました。」と隣氏。なんか良いことした気になる(、それはそうと、タイならともかくアジは枚とは数えないとも思うのだが?)。帰宅後、8本を(それこそ8枚の)干物に、4本をフライに、残り14本を刺身・ナメロウ用に卸す。大ぶり市販エビのフライと一緒に食べたが、「アジフライのほうが断然旨い」と上さん。ふっふっふ、これで文句はあるまい、次は好きな釣りものに行くぞ。・・・と、明日からの海外出張で来週の三連休はつぶれるんだった、とほほほ。

BJSスルメイカ直結115+B
電動丸1000SP PE3号 探検丸
天秤40cm、ビシ130号、クッション30cm
2号2m3本針、1.5号2m3本針