2010年10月3日日曜日

釣りバトル第23戦 小さくても王者


自己記録最小のマダイに苦笑

2010年10月2日(土)釣行
庄幸丸 1号船
富浦沖~金谷沖 水深50~70m
晴れ 北東の風5~10m
長潮 波1m

マダイ 1枚 23cmリリース
上さん 同0枚
ゴマサバ、ソウダガツオ、アカイサキ混じり

しばらくマダイの顔を見ていない。ひとつテンヤに挑戦したいが、まだ準備不足だ。剱崎ではまだワラサ継続中、マダイに切り替えた久里浜と併せてポツリポツリ。マダイのスィッチが入った日だけ爆釣という状況。9月30日に6-15枚と爆釣した勝山の庄幸丸に行ってみた。前回のボウズに懲りてタイはやめた筈の上さんも同行、そうなっちゃうんだよな、釣りは。総勢11名の右舷トモ2、3番でマダイ一匹の重量勝負。1投目でお隣右舷トモ氏が掛けた小型をタモ入れ。良さそうと思ったのもつかの間、以降ばったり。潮が澄んでいるうえに流れないからだろう。またしても苦戦。

「いタイ、いタイ!」と上さんが叫ぶ。タイでも地球でもなく、ついに自分を釣ったか、あるいは下手なシャレか。と思いながら見ると、なんと針が人差し指を貫通!海面にたらしたハリスがスクリューに巻き込まれた瞬間に刺さったらしい。軽く刺さることは多々あるが、見事な貫通は初めて見た。カエシが喰い込まないように、針先方向に抜き出すほうが良いのだが、針のチモトを切る道具も術もない。ペンチで無理やりチモト方向に引き抜く。一言も発さず痛みを堪えた上さん。出血は海水ですぐに止まり、腫れもほとんどない。痛みへの耐力と傷の回復力では、こいつにはかなわない。…怪物だ。

回復して腹を下に泳ぐことを
確認してから海にお帰り
中盤、それらしいアタリだが巻上げ中の引込がない。なんだろうと抜きあげたのは、手のひらサイズのマダイ。「何それ、リリースしてやり」と上さん。ハナダイかと思ったが、尾の黒線がマダイを証明している。23cm。「小さくても、マダイはマダイ。うわっはっはー」と、勝負対象であることを認識させる。結局、釣果はこれ一枚。記念撮影の上、「大きくなってからまた会おうな」と海にお帰りいただく。船中2枚0-1、ワラサ1本、アマダイ1匹と、渋かった。

帰宅後、指の疼きとマダイ二連ボとで不機嫌な上さん、「タイは性に合わん。もう絶対いかへん」とのたまう。「またボウズ?っていつも俺に言ってただろ。6枚8枚釣るのがどれだけ難しいかわかったか。王者タイは簡単には釣れんぞ、もうやめとき」と返す。…それでもまたやるだろう、たぶん、と思いながら。内心あの集中力がひとつテンヤにぴったりなのを懼れて。

シマノ BJSミヨシ40-255+B、ABU 5500C PE2.5号
天秤70cm、プラビシ青物バスターL80号、クッション1m、3号8m2本針他

上さん アルファタックル パワーインナー船30-270、シマノ 電動丸1000SP PE3号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション50cm、4号8m1本針他

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