2010年11月28日日曜日

三度目の正直

2010年11月27日(土)釣行
おいしいサイズのマダイ3兄弟
新幸丸 午後船
大原沖 水深20-30m
曇り 北東の風3-8m
濁り潮 波2mうねり

マダイ 3枚 844g、633g、473g
ハナダイ 4枚 17-20cm
ウマズラ 1枚 25cm


ひとつテンヤ、三回目にしてようやく納得の釣果に。前半沖合の30mダチではアタリがほとんどない。後半岸寄りの20mダチに移動してから頻繁にアタリを楽しむ。ウマヅラや小さなハナダイに混じって、いきなりマダイが喰うので、油断できない。下へ下へと強い引きを見せるのでそれとわかる。アタリそのものは魚種を問わずほんのわずか。手元に感じるのはごくまれで、ほとんどは竿先がわずかに動くだけ。蛍光塗料で穂先ガイドの視認性を高めたのが奏功する。波やうねりが高く、アタリとの違いが読み取れない、いわゆるアタリが取りづらい状況。意識的に1分程度の短時間での入れ直しを心掛けたが、それでも餌を喰われていることが多かった。アッという間に喰ってくることとともに、察知できていないアタリの多さを実感。一方、掛け損じや空振りも多い。この釣りの面白いところだ。船中1-10。うまい人はしっかりアタリをとるのだろう。800gオーバーでも力強い引きを見せるが、1kgときつめに設定したドラグを引き出すほどではなかった。ドラグをジージーならすのは来年のお楽しみか。
塗装した第4ガイドと
オリジナルの第5ガイド。
暗がりでの視認性向上♪


新幸丸は初めて。結構探したのだが船宿が結局見つからず、船着場で受付。風予報が悪いので、収まるはずの午後船に。午前は0-4だったので正解か。それでもうねりが残り、船酔い気味。朝のんびりできるのがよい。が、往復とも渋滞で時間がかかる。それに午後は実釣時間が短さに対して割高だ。やっぱり釣りは早朝が良い。

シマノ 炎月240MH、同3000HGMS PE0.8号
リーダーフロロカーボン2.5号約2m、テンヤ5号グロー

2010年11月23日火曜日

釣座よりも腕が物を言う

2010年11月22日(月、休暇)釣行 
4時間の試行錯誤を経て嬉しい1枚
ムツ六WEBから

ムツ六釣舟店 28号船
久里浜沖 水深52m 大潮
曇り一時小雨 北東の風3-4m

マダイ 3枚 282-885g(38cm)
ゴマサバ、フグ、アカエイ、ソウダ混じる

「やっと喰ってくれたよー」と写真に収まったのが11時。右舷ミヨシ3番。飛び石の谷間に休暇をとって平日釣行にしたが、ムツ六は13名が乗り込む本船の他にもう一艘出す盛況。剣崎が休みなことも手伝った様子。朝からヒットするのは、かっとぶ潮の下になるトモよりがほとんど。船長指示は、3号8m1本針で、底から6-8mのタナ。早めに打ち返しながらまめに誘うが、ずーっとアタリがない。底を取りなおすと10mほども出るので相当吹き上がっている様子。低めにしないとダメだなと思っていると「5mにタナ下げて」と船長指示。それでも俺には当たらない。喰ってきたのはゴマサバ、次いでアカエイ。こいつはやたらと重くズルズルとドラグを引き出された揚句、反対弦とオマツリして船底に張り付いた道糸を船長に引き上げてもらう羽目に…。どうにもタイが喰わない、なんでだろう。

朝からポンポンと釣りあげているお隣トモ3番の常連さんに聞いてみると、2号ハリスを使っていると言う。喰い渋り用に用意していた2.5号8mも使ってみたがダメ。仕掛けを作る隣氏を観察していると5ヒロ取っており、8mよりも長めでもあるようだ。このまま手をこまねいていてもしょうがない、2号ハリスで5ヒロ(約9m)の仕掛けを作成。量規制のあるオキアミコマセのセーブに使っていたFLビシもLビシに変更。流される距離が短くなる。同じ80号の重さなら潮流の影響を受けにくい細身のFLのほうが立ちそうなものなのだが?実は重さが違うのかもしれない。(今計量してみると、FL311gに対してL335g。なるほどこの差だ。)さらに隣氏のコマセワークを観察、どうみても底から4mほどしか上げていない。長めの仕掛けで低いタナ、胴の間にもかかわらずトモを上回る釣果を上げる理由はこれだろう、と真似る。とたんにヒット、段引きにタイを確信、取り込んで思わず冒頭の一言。

数も型も伸ばせたはずだが
腕が及ばず
 12時を回ると潮が緩む。久里浜港の干潮が10時半頃なのでわずか5分ほどの沖でもこれだけの時間差を実感。タナ指示も6-8mに戻る。ミヨシ寄りにもアタリが出だす。フグも多くなり針のチモトからのハリス切れが頻発する。クサフグに似るが全身黒地に白い斑点がやたら多いいかにも喰えなさそうなフグでどうしようもない。めげずに針を結び直して続行。サイズダウンながら二枚追釣、裾わけ土産が取れてホッとする。

14時、血抜きにタイを絞めていると、隣氏が「入った!」と叫ぶ。見ると俺の竿が根っこからまっすぐ海に突っ込んでいる!竿を手に取る間もなくバチンと竿がハネ戻る。あーぁ、一発ハリス切れ。「タイなら相当デカかったのにね。」の隣氏に声なくうなずく。サルカンからハリスがすっぽ抜けていた。頻繁な仕掛け作りにパロマーノットが面倒になり深海結びにしたのがまずかったか。緩めではあるがズルズルではないドラグ設定がまずかったか。高性能スピニングよりもこの同軸電動リールはドラグの効きにムラがあることを確かめていたにもかかわらず…。いずれにせよ、あらゆることに万全でないと大ダイの顔は拝めない。
 
船中0-11、二番手10枚、船中54枚。一度も流し変えなしの久里浜スタイル。やはり平日だ(とは言え、別船は船中10枚と苦戦したようだが)。竿頭になった隣氏に下船後「教えてもらってようやく釣れました」と礼を言う。すぐ隣だったのだから腕さえあればもっと釣れる。要は状況に応じた仕掛けや釣り方をいかに見いだせるかだが、これが難しい。それに油断大敵も。数も型ももっと伸ばせなかったのは悔しいが、3枚の釣果以上に今日は良い勉強になった。気づけば、ここ2週間ほど続いていた肩こり・片頭痛も解消している。

シマノ BJSミヨシ40-255+B、シマノ電動丸1000SP PE3号
天秤70cm、クッション1m、プラビシFL80号のちL80号、2-5号8-9m1-2本針

2010年11月21日日曜日

正月用には早かろう…

なんとか1枚確保
2010年11月20日(土)釣行
庄幸丸3号船
富浦沖 水深70-90m 大潮 波1m
曇りまれに小雨 北北東の風7-10m

マダイ 1枚 36cm 732g
マアジ 6本 30-33cm
ゴマザバ 多数

先週の大会では全くの空振りだったマダイ。近い久里浜や剣崎は好調だが、土日は船も人も混む。前日16時に勝山に電話すると「まだ5人しかいない」ので予約。行ってみると14人になっており、大型の3号船に変更。マダイ担当の大船長は嬉しそうだが、イカ担当の船長は少し寂しそう。左舷トモ2番。

開始早々に船中あちこちでヒット。この機に釣っておかないと後はどうなるか…、と思っているところで、1枚取り込みホッとする。キロ未満だが、色艶も綺麗でどう食べてもおいしいサイズ。案の定、朝の時合いが過ぎると喰いが渋る。ポイントを転々とするが、ポツンポツン。すぐにサバが回ってきて仕掛けを下すにも苦労する状況になる。底まで下ろしさえすれば何がしかのアタリはあるので楽しい。良型マアジのダブルも。イナダは船底に激突してバラす。大型のマダイらしきに4号ハリスを一発で切られたのが悔しい。予報より風強くやや寒かったが、一日楽しく過ごせた。釣りはこうでなくちゃ。

帰港後、船長にアオリはどうだったかと水を向けると渋い顔。余計な一言だったらしい。帰宅後、ノロウィルスにやられてダウンの上さんが起き出してマダイの型を確認、「まぁまぁやな、正月用に取って置こ、もう釣れへんかもしれんから」余計な一言だ。が、反論する自信もない…。

シマノ BJSミヨシ 40-255+B、 シマノ 電動丸1000SP PE3号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション1m、ハリス2.5-5号 6-8m 1-2本針

2010年11月15日月曜日

上州屋マダイ釣り大会

2010年11月14日(日)釣行
式場やノボリは立派だったのだが…

大会2号船(第5庄次郎丸)
大磯沖~早川沖 水深50~90m
曇り 風なし 波なし 小潮

マダイ 0
アカヤガラ 1本 80cm 
マアジ 2本 30~33cm
ゴマサバ 2本おみやげ 他はリリース
 
平塚港で開催の上州屋マダイ大会に行ってみた。上州屋各店で100人募集し、港の各船宿から一隻ずつ計4隻に分乗して競う。初参加。新港にノボリをずらりと掲げ、開閉会式場もしっかりしつらえてムードを高めてある。駐車案内を除き、受付や抽選の手際も良く、今年で10回目になるノウハウを感じさせる。だが剣埼のマダイ大会や八景のシロギス大会八景のシロギス大会に比べて、いかんせん参加人数が少なくて盛り上がり度合いは今一。それでも上州屋平塚店を中心に、クレハ、TICA、アマノ釣具等でほのぼのとした手作り感が良い。ダイワやシマノから協賛を出させ、釣りビジョンをはじめとするメディアにも一役買わせるには苦労も多かろう。
閉会式前の来賓席
中央の白いジャンパーは藤井魚聖さん
このところ相模湾のマダイは芳しくないので、釣果は期待できない。お隣さんへのサバ土産とストックが尽きたアジを確保できればよい。後は何が出るのか知らないが懸賞目当てだ。船と釣り座は抽選、左舷ミヨシに。90mダチ、2.5号ハリスで第一投、早速ヒットするもハリス切れ。3号に代えて第二投、ヒット、またもハリス切れ。しかも2本バリの両方。マダイのアタリではなさそうだが、何物かわからない。ドラグは緩めてあるし、大した引き込みもないのに、巻き上げ中に突然切れる。…サメか。お隣さんも大アジを取り込んだ後、ハリス切れに悩まされている。4号に代えて間もなくヒット。これはヒラメのようなのっしりした引きで、しかも重い。しばらく底付近で巻いては出されてを繰り返した後、急にドラグが引き出され始めた。段階的に閉めても、あれよあれよという間に180mまで引き出されてしまった。青物が2本目の針に喰い付いたか。もう一杯近くまでドラグは閉めたがそれでも巻けない。船は移動を告げて待機状態、じっくり楽しませてもらえる雰囲気でもない…。一杯までドラグを閉め込んでハリスを切る。

尻尾まで入れると100cmになる
アカカマス。こいつは旨い
楽しかったのはそこまで。後は転々としてマダイを探るが、アタルのは(型は良いのだが)マアジかゴマサバばかり。船中でも同様。潮がかなり濁っている上に、いかんせんさっぱり流れていない。ハリスが道糸に絡むほど流れず。5号にまで上げたハリスを2.5号にまで戻すが、マダイは喰わない。喰ってきたのはタツノオトシゴの化け物かと思えるほど口が異様に細長いゲスト。取り込んだものの、何だこれは、そもそも食えるのかといぶかる。取材に乗船していた釣り場情報の記者が「そりゃーヤガラ(矢柄)だ。滅多に市場に出ない高級魚だから持って帰んな。」と教えてくれる。詳しい釣り人も「刺身と塩焼きがうまいですよ。すぐに氷締めにしたほうがいいですよ。」と親切だ。今、このブログを書きながら、アカヤガラの刺身をつまんでいるが、確かに旨い!タイのような甘みとフグのような口当たりの絶品だ。珍妙な姿の魚は喰わない上さんは、こういうときありがたい。

船中マダイ0。これはあり得るだろうと予想していたが、驚いたのは4隻の大会全体でもマダイ1枚!こりゃー寂しい。しかもラストの一投で釣れたとか。主催者・共催者も、来年からは“マダイ”大会と冠はつけられないかも、と焦ったろう。虎の子の一枚を釣った人が優勝。2位も3位もなしで、商品はすべて抽選会とジャンケン大会に。いずれも当たらず、参加賞のがまかつのタオルやステッカー、500円商品券等のみ。釣果も景品もゲットできなかった大会は初めて、このところのツキのなさを象徴しているかのような一日。…まぁ、べた凪の海で久しぶりに釣りできたことだし。…それにしても、このアカカマス、旨い。これで良しとしよう。

シマノ BJSミヨシ40-255+B、電動丸1000SP PE3号
天秤70cm、サニービシFL60G、クッション1m、ハリス2.5号~5号 1~2本針マダイ9号

2010年11月7日日曜日

キャンピングカーいろいろ

くるま旅パラダイス」なるイベントを覗いてきた。7月にあった第6回キャンピングカーショーという展示会の追加イベントらしいので、その案内に従って東京ビッグサイトへ。駐車場に入ろうとするとそんなイベントはないと言われ、調べてもらうとお台場だった。まぎらわしいが、近くでよかった。

かつてキャンピングカーと言えば、テーブルやベッドにキッチンからトイレまでしつらえ、エクステリアもゴツゴツと一目でそれとわかるものばかりだった。乗用車には使えず、セカンドカーには高価に過ぎた。昨今は、インテリアはトイレなしで小型キッチン(ギャレーと言うらしい)は据え付けるが、シートとベッドは可動式にして組み替えられ、外観はベースのミニバンやワゴンそのままのものが多くなってきた。乗用と余暇を1台で賄えるので、これなら検討の対象になり得る。釣行の車中泊や、上さんの言う温泉釣り巡りにいずれ行くにも良いかもと、価格帯と使い勝手を見物してきた。ビルダーと呼ばれる大小の製作業者だけでなく、利用シーンを想定してキャンプ場や愛犬関係のブースもあり、人と犬とで賑わう場内を、ポカポカ陽気の中良い散歩になった。

上は1500万の大型から、下は150万の軽まで、多彩だ。ベース車はメルセデス製のものからダイハツ製のものまで、まさにピンキリ。ビルダーにも、FRPやアルミ加工を駆使したエクステリア成形に特徴があったり、インテリアの材質や精度にこだわる家具職人があったりで、また所在も北は北海道から南は鹿児島まで、まさに千差万別。購入にも維持にも費用がかからない、軽キャンパーと呼ばれる軽自動車ベースのものを中心に見学した。

軽とは言え、車外に引き出せるシャワーヘッドを持つギャレーを備えつつも、ベッドスペースに190cmX120cmを確保できるものが多い。これなら苦手な釣行車中前泊も背を伸ばしてぐっすり寝れそうだ。豪華ではないが、天井にロッドホルダーを配置したりや側面上部に小物棚を備えたりするものもあり、実用性も高く、100万台の価格は魅力的だ。単独釣行にはぴったりなのだが、クーラボックスやタックルバッグ等を積み込むと、とても二人は寝れない。一人は車外か座席で寝ることになるが、どちらがそうなるかは明白だ…。二人で港港を転々とする小旅行となると軽ではかなり窮屈で、やはりミニバンベースが便利そう。このクラスは設備や調度によって300万から800万まで幅が広く、凝り始めるとキリがない。かつてのようにクルマ改造を自らコツコツやっていけば安く抑えられそうだが、もうその根気がない。ミニバンベースで、設備と調度を用途に沿って絞りこみ300万前後に抑え込むのが狙い目か。…にしても、数年先だな。

2010年11月6日土曜日

願ってもない釣り日和に…

今年は、アオリイカとショウサイフグがアタリ年らしい。スルメやヤリ、トラフグに比べてその容姿が気に入らないらしく、家族はいずれも要らないという。旨さを知らないのだろう。狙ったことがないが、やってみたい、…いずれ、今期は無理だが。
ワラサも好調維持しており、コマセマダイも上向きだ。ヒラメもアタリ年だろう。外川・片貝に続いて大原でも釣れている。開幕した鹿島でもトップ10枚以上の爆釣だ。ヤリイカも上向いてきたし、アジは相変わらず釣れすぎだ。
魚は釣れている、仕事は一息つけた。今日は雲ひとつない秋晴れ。風もなく海も凪いでいるだろう。大潮。まさにな願ってもない釣り日和。これほどの好条件が整うことは滅多にない。うーん、もったいない…。