2011年9月25日日曜日

激美味デビュー

人生初アカムツ5匹に多彩な外道♪
2011年9月24日(土)釣行 中潮
浜茄子丸 右舷トモ2番
波崎沖 水深120-140m
晴れ 東北東の風6-3m 波1m

アカムツ 5匹 30-32cm
メバル 2匹 25cm
ユメカサゴ 1匹 25cm
マアジ 1匹 30cm
マサバ・ゴマサバ 6匹 35-40cm

「こないだスーパーで1匹3800円で売ってたんやて」と、興奮気味の上さん。裾分けしたお隣さんに聞いたらしい。赤い魚体を一瞥して「気味悪い魚は要らんと言うてるのに」と、ついさっきの文句は忘れた様子。塩焼きを頬張り「しっとりー」、刺身を頬張り「とろけるー」とご満悦。「キンキと同じぐらい美味い」と本人にとって最上級の感想まで出た。

金沢出張で喰ったノドグロ。小さな切り身の塩焼きだが、これが美味い。なんとか釣れんものかと調べてみると、このアカムツ、通常は深場に生息して超とか幻がつく高級魚。だが、波崎では8~11月頃に産卵のため水深100-150mの浅場にくるのを釣れるらしい。タックルもビシアジ・イカ・ワラサ用が流用できて、小型電動リールで事足りるという。今シーズンは良い人で10匹前後と好調とか。これは狙わぬ手はない。初めての港・船宿で初めての釣り。プチ遠征は三連休の中日が好都合。前日、一軒目に電話すると予約で一杯という。ますます行きたくなる。すぐに二軒目に電話したら、ぜひどうぞと浜茄子丸。いつもの船着場は利根川河口だが、増水のため波崎新漁港に、と愛想良い説明が気に入った。

15人乗せた19トンの大型船。1時間ほどの沖合。胴突2本針に150号錘をつけただけのシンプルな仕掛け。つけ餌に配られるホタルイカ。胴の身を抜き外して、足と頭と内臓だけを使うのが興味深い。胴はタイノエみたいで嫌うのか?サバの切り身も有効とか。一投目から左右で釣れ上がり、船長がすっ飛んできてタモ入れ。口の皮が弱く、海面バラシも多いらしい。まもなく俺にもヒット。慎重に巻上げて人生初アカムツ。嬉しい。なるほど針穴は直径5mm以上空いていて、いつ針外れして不思議ではない。左氏は誘い、右氏は置き竿で、いずれも好調に釣り続けるので、参考になるが迷う。中盤着底直後のアタリで2匹追釣。サバかと思う引きが、元気なアカムツだったりするので、気を抜けない。誰かにアタリがあると、船中でパタパタと釣れる。小さな群れになっているようで、外れると、誰にも釣れず移動する。餌にボリュームを持たせ、べた底を維持して、時々誘うのが良さそうと気付いた終盤、2匹追釣。底をトレースする感じがヒラメに似ている。船中0-9。初挑戦で5匹は大満足。

ぜいたくにも二枚下ろしの一枚丸ごとの塩焼きを平らげて「あと何匹ある?」とご下問の上さん。「2匹」と答えると、「…」。無言だが表情がわかりやすい奴だ。「しもた。ばあばにもお隣さんにもやらんかったら良かった…」と顔に書いてある。

マイロッド14マイリール1 PE3号
幹糸8号枝ス6号ムツ18号2本針 錘150号スカリー

2011年9月19日月曜日

ハリス切れならまだしも

久里浜沖のワラサ船団横を
通り抜ける米軍空母
2011年9月19日(月、休)釣行 小潮
喜平治丸 3号船 右舷トモ1番
剱埼沖-久里浜沖 水深50-60m
晴れ 西後南南西の風 2-9m 波0.5m

ワラサ 0

今シーズンのワラサは型・数ともに好調なのだが、俺の釣りが冴えない。2回釣行していずれもアタリが1回のみ。ワンチャンスを逃しはしなかったものの、どうにもアタリが少ない、出せない。台風16号が近づく房総にいけないので、あれこれ試してみようと剱埼へ。

しばし呆然の針折れ、悔しくてパチリ

開始から2時間半。誘い、コマセワーク、つけ餌、ハリスの太さ、あれやこれやと試す。それでもアタリを出せない。船中も周囲の船もポツポツ釣れている。「あれこれ迷い過ぎか、だめだこりゃ」と半ばあきらめで置き竿。とたんにズドン。「わからんもんだなー」と、ニヤつきながらアワセをいれる、1度、2度…。瞬間バチッとテンションが消えた。本当に音が聞こえた気がしてがっくり。巻きあげてみると針折れ!ハリス切れならまだしも、ヒラマサ針12号が折れるとは…。錆が入っていたか、痛恨のバラシ。

下浦沖に停泊中の空母、デカイ
南西の強風が近づき11時半に早上がり。右舷5人のトモ寄り3人は釣れなかった。2番で好調に釣り上げた仲乗りさんがそれぞれに1本ずつくれた。結局、今日もアタリは1回だけ。しかもそれをものにできなかった…。トホホの今期ワラサ初坊主。

マイロッド14マイリール2 PE6号
天秤1m、プラビシ青物用L80号、クッション1m、8-6号6m1本針

2011年9月17日土曜日

そろそろつみれ鍋用に

良型金アジ20匹に
ホウボウのおみやげ
2011年9月17日(土)釣行 中潮
関義丸 5号船 午前アジ 左舷トモ2、3番
走水沖 水深50-60m
晴れ 南南西の風5-7m 波0.5m

マアジ 16匹 28-33cm
ホウボウ 1匹 30cm

上さん
マアジ 4匹 25-30cm

剱埼や久里浜のワラサは依然好調だがもう堪能した。絶好調な外川か片貝のヒラメにするか、南房でシマアジやカンパチ混じりのマダイにするか、それともスルメか、波崎のアカムツもやってみたいし、と思案の一週間。木曜になって「アジ釣りに行こう、3匹重量勝負で」と上さんが言いだした。雨降って寒くなりそうだからつみれ鍋用を確保したいと言うが、またバカをやらかし謹慎モードから気分転換したいが本音らしい。八景のLTアジの模様を見てみると澄み潮で苦戦、平塚は南風でうねりが出そうだ。風裏になる走水に久しぶり。相変らず人気の関義丸、8号船の札が離れて残り2枚。大船長に「2人なんだけど…」と聞くと、「じゃあちょうど2層目だすから…」とトモよりに滑り込む。5号船は12名。

内陸では昨夜から強い雨が降ったりやんだりしたが、海上は大丈夫だろうとの読みは当たった。一応備えてサロペット・長靴にしたが、…暑い。雨になると釣りをやめて船室に逃げ込むつもりの上さんは「海水パンツにサンダルやから涼し~」。などと話している間に、移動。一流し目は船中でアタリなし。二流し目以降、30cm前後がポツポツ釣れる。タナは底から2-3m。底潮が濁っているのかイソメに喰ってくる。毎度の投入前の手前マツリで出遅れた上さん。なんとか自力で解いたが、アタリがない。コマセワークを教えようと竿を取って底を取り直すと、6m以上も浮いている。「こりゃアタらんで、高すぎや。1mで振って、2mで振って、待つ」と実演する。「あぁ、そうか。勘違いしてた。50cmと思てた」。…1mのマーカを50cmと思っていたらしい。すぐにポツンポツンと釣れ出し一安心。今度は、俺のより小さいと文句を言うが、そこまで知るか。「あー、バレてもた、デカかったのにー」と賑やかになってきた。くっくっく、逃した魚はいつもデカいもんだ。

半日船は時間が短いが、それでも状況は刻々と変わる。中だるみ。反応はあるらしく若船長は移動しない。上さんが時間を聞く。「あと50分」と応じていると、久々のアタリ。細ハリスに代えたのが奏功したのか、沈黙の船中で俺にだけポツンポツン。「これに代えてみ」と細い仕掛けを渡すが、「眠たくなってきた」と言うや否や、とっとと撤収を始める。「釣れ出したぞ」にも、「ええねん、もう楽しんだ。ここで寝てるから」とデッキに上がる。片付けも手際良くなりきれいさっぱりに関心、あきらめの良さもさっぱりしたもんだ。ではっ、と気合を入れ直して集中。青物用の竿を試したがしなり具合がちょうど良い。10匹ほど追釣して沖上がり。半日二人で20匹は多くはないが、LTと違いビシアジは型良いので充分なボリューム。満足な釣行になった。

マイロッド14マイリール2 PE6号
天秤50cm、クッション30cm、プラビシ130号
2.5-2号2m2本針 1.5号2.5m2-3本針

上さん マイロッド2マイリール1 PE3号
天秤50cm、クッション30cm、サニービシ130号
2.5-2号2m2本針

2011年9月11日日曜日

絶好調でも人それぞれ

虎の子の一本。腹パンパン。
2011年9月10日(土)釣行 中潮
育丸 レンタル船 右舷トモ
剱埼沖-久里浜沖 水深35-45m
晴れ 南南西の風2-6m 波0.5m

ワラサ 1匹 70cm 3.7kg

月例仕立て、参加9名。台風一過後の平日に荒食いのワラサ。駐車場から車が溢れる大盛況。週末倒れにならなきゃいいがと心配しながら6時出船。やはり船と人が多すぎて群れが散ってしまうのか、朝の爆発的な喰いはない。それでもあちこちの船でやり取りがみられ、本船でもポツポツアタる。両舷ともなぜか胴の間にアタリが集中。8時を過ぎた頃、俺にもようやくヒット。強烈な引きを青物用の竿でいなしつつ、絞ったドラグを滑らせて楽しみながら取り込む。今年のワラサは丸々太い。

9時には喰わなくなり、アジ狙い。潮がかっ飛んで釣りにならず、久里浜でワラサ狙いに戻す。こちらも大船団だが、本船にはアタらず。左舷で1mほどのサワラが釣れた。船中0-6で、オデコ2人。トップは右舷胴間7アタリ、二番手左舷胴間で3匹だがバラシもそれ以上。4隅は仲良く1匹ずつで、オデコ二人はそれぞれトップと二番手の隣でアタリなし。何が違うのか興味深い結果だった。もう少しアタリが欲しかったが、1打数1安打で巡り合えたワラサは、帰宅後の検量で3.7kg。前回よりもさらに脂が乗っていた。

マイロッド14マイリール2 PE6号
天秤70cm、サニービシ青物用L80号、クッション1m、8号6m1本針ヒラマサ12号

2011年9月4日日曜日

鈍い台風12号

のろのろ台風12号にはまいった。とっくに日本海に抜けて週末には釣行できるはずだったのだが、結局四国に上陸して中国を抜けたのが土日になった。船宿も一週間つぶされて頭を抱えていよう。記録的雨量をもたらし、広範囲に死者・行方不明・床上床下浸水の被害が出たことを思えば、贅沢は言えない。
土曜の朝にはブレーカが落ちていた。分電盤を一つ一つ確認してIHクッキングヒータ用200Vがショートしているらしいことが判明。この数日魚グリル使用後電源を切るとブレーカが落ちる現象が続いていたので、ついに逝かれたか。住宅も10年経過するとあちこちガタがくる。テレビドアフォンもつい先日交換した。電気工事士の資格はないがこれぐらいなら自分でできる。200VのIHとなると、さすがにヤバい。パナソニックに電話すると夕刻には駆けつけ修理してくれた。対応も良く迅速で助かった。修理費2万円は痛いが、交換となると10倍はかかる。オイル交換、ワイパー交換、空気圧と車のメンテを済ませ、カゴ交換、LED電球への換装、空気圧と自転車のメンテも済まして過ごす。日曜、釣り具店を廻っていると、欲しかった竿が安売りしているのを発見。お買い時だとばかりに、買ってしまった。これで青物にも負けず、泳がせも安心、ライト深場にもチャレンジできるだろう。