2012年1月29日日曜日

いかにも遺憾な状況で

2012年1月29日(日)釣行 小潮
喜平治丸 21号船 左舷トモ1番
洲崎沖 水深150-210m 波2-1m
曇り時々晴れ 北の風12-5m

ヤリイカ 12杯 胴長12-25cm
スルメイカ 3杯 胴長23-25cm

「イカがなくなった」と上さん。「そりゃイカん。イカにイカなイカんが、いイカ?」と応じたが、無論反応なし。ダジャレもそうだが、釣りにも「間が悪くてイカんともしがたい」時があるものだ。今日はまさにそんな釣行に。

凪予報で間口港も吹いていないので直結を準備。ところが洲崎沖は強風、2mの波で船がシーソー状態…。一流し目ズシズシとスルメ3-4点掛けの感触。巻上げ中に波をかわす。ところが短竿が上下動に対応しきれず糸フケ、当然バラシ…。こりゃイカんと、ブランコにスイッチした2流し目も、ドスドスとノリは良い。ところが反対舷とオマツリ。上から2番目イカの仕掛けが、船底にこすれてイカもろとも沈没…。イカんことに18cmは直結・ブランコ1組ずつしか準備してこなかったので、14cmブランコに変更。スルメは構わず乗ってくる。そころが、今度はサバ。取りこむときにはイカは全て振り落とされ、サバサバしたもの…。しばらく投げてはサバ、掛けてはサバ、にイカんともしがたい。とっくにツ抜けしているほど掛けてはいるのだが、波とオマツリとサバに、全てロスト。心が折れそうになるが、イカんイカんとタックルごと変更。長竿・14cm直結にしてようやくスルメ3杯確保の序盤。

中盤も間が悪い。直結でヤリイカをポツンポツンと取り込むが、バラシのほうが多い。後ろの右舷トモ氏が11cmブランコで6点掛け。「サバいない?」と聞くと、「いないよ」。11cmブランコへの交換にもたついている間に、船中ヤリイカの入れ掛り状態。ようやく交換完了、投入。ところが、サバの5点掛け…。「上げてください。サバが出てきたので回り直します」の船長アナウンスに天を仰ぐ。次の流しも船中入れ掛り。ところが俺はサバで着底すらできず…。焦って強く巻上げ、波と相まりハリス切れ、錘2個目ロスト…。船長に錘をもらい仕掛けをセットし直したころには、時合い終了…。

終盤は派手なノリはないが、ポツリポツリと拾い釣り。都合15杯でお土産にはなったが、今日のノリなら倍以上に伸ばせたはず。スルメ・ヤリとも見事に時合いを逃してしまった。ちぎったサバは釣果数よりも多い。2隻の高低で、船中5-41、二番手38。さもありなん。帰宅後、「イカ、こんだけ?」の攻めに、「イカにもイカんな状況でイカんともできず」と応じる。無論反応なし。

マイロッド2 マイリール2 PE6号
マイロッド1 マイリール1 PE3号
18-11cm、直結・ブランコ各種、錘120号

2012年1月15日日曜日

ブランドサバ

1本目の松輪サバに思わず笑み。
育丸Webから。
2011年1月14日(土)釣行 中潮
育丸 5号船 右舷トモ1番
下浦沖-剱崎沖 水深30-40m 波1m
曇りのち晴れ 北北東の風11-2m

マサバ 8匹 30-46cm
マアジ 3匹 28-35cm

ゴマサバ 5匹 贈呈およびリリース
ウマヅラ 1匹 贈呈
イサキ 1匹 贈呈
ホウボウ 1匹 贈呈
 
月例仕立て。今月の釣り物は先月に続き、イシダイ+アオリイカの予定だったが、ともに不調のため、前半はマサバを狙うことに。イカやタイ釣りでお邪魔してきたり、夏場八景でトロサバと称して釣るのはゴマサバだが、狙うのは「松輪サバ」で、大きさによるが1本2-5000円もする高級ブランドだ。以前タイに混じったものを食べたが、炙るとバチバチ音をだすトロのような脂の乗りのシメサバを思い出す。

サバ専用仕掛け。8号50cm2本針。
4号1.5mのリーダーを結び使用。
大きなネムリ針でバラシなし。
針外すにも一苦労。
狙って釣るのは初めて。アミコマセを使う五目釣りのタックルをそのままに、仕掛けだけ専用ウィリーを船長から貰う。さっそく釣れたのは腹に斑点があるゴマサバでリリース。指示棚を正確にシャクルと、腹が虹色の太いマサバが釣れた。マサバにはその遊泳層があるようだ。釣り上げた直後は白い腹をしていても、しばらくするとゴマ模様が出てくるのもいるので紛らわしい。混じったゴマは苦戦の仲間に贈呈し、大小8本の松輪サバを釣り上げ満足。船中でゴマのほうが多い中、一人マのほうが多かったのが嬉しい。細めのリーダー、正確なタナ取りと、コマセについて逃げないように絞り、シャクリのピッチを様々に変えたのが奏功したか。

腹が銀色に光るマサバ8本♫
後半は五目。イサキやウマヅラがポツンポツン。終盤には船中で良型マアジが入れ食いになったが、潮上になるトモではポツポツ。喰わせてもイカ竿では堅過ぎて弾きバラシてしまう。しなやかなムーチング竿が欲しいところだ。底まで落としてシャクってみるとホウボウが喰ってきて苦笑い。これも旨い魚なのだが、広げたヒレのカラフルさからジュディオングと称して上さんが嫌う。都合六目釣れたが、マサバとマアジを残して他は全て仲間に引き取ってもらった。イシダイが釣れなかったのが、残念。風強く、ミヨシでは波でコマセ容器が飛ばされることもあったが、トモではさほどでもなく楽だった。

マイロッド1 マイリール1 PE3号
天秤50cm、プラビシ80号、クッション50cm
サバは専用ウィリー、五目は3-2.5号3.5-2.5m2-3本針

2012年1月9日月曜日

ファーストキス

今年のファーストキスは25匹
2012年1月9日(月、祝)釣行 大潮
弁天屋 2号船 午前キス 左舷トモ1番
中の瀬 水深20-25m 波0.5m
晴れ 北北西の風 5-2m

シロギス 25匹 15-21cm
シコイワシ 1匹

成人の日を含む三連休だが、土日は所用に追われて釣行できず。まぁ、風強く寒かったようなので、正解だろう。「タイもヒラメもイナダもフグもアジもスルメもヤリも要らん」と言われ、ほとんどの釣り物を封じ込まれた。アカムツなら文句を言うまいが、遠い、高いで足が向かない。こういうときに良いのが、八景のシロギスだ。半日なので早い、安いでちょうど良い。この時期弁天屋では年玉付年賀状の番号を使ったちょっと珍しい割引がある。2枚ほど当たっているので使わぬ手はない。釣り人12人を乗せて中の瀬へ一直線。

久しぶりに2本竿を出してみる。序盤は船下狙いで好調。一本の竿を巻き上げている間に、他方の置き竿にアタリが出ることもあり、あれよあれよとツ抜けは早かった。期待の大きな落ちギスは混じらないもののピンギスも混じらず、釣れ上がる中型に早くも天ぷらが浮かぶ。それがまずかったのか、中盤ペースダウン。船中ポツポツ釣れているが、アタリを出せなくなった。胴突にも天秤にも来ない。餌の長さや仕掛けや誘いをあれこれ変えてみるが効果なし。迷路。ままよと、終盤に投げて拾い釣りにしてポツポツ挽回。今年のファーストキスは25匹で終了。

前回使えなかったおかめ天秤はうまく使えた。記録が半日で29匹なので俺にしてはまぁまぁの出来だが、船中スソで18、トップは65匹。うまい人は状況が変わってもアタリを引き出すもんだ、と感心。次回は1本竿でじっくりアタリを引き出してみよう。

マイロッド7 マイリール7 PE1.5号 胴突1本針 錘15号
マイロッド15 マイリール5 PE0.8号 おかめ天秤15号 2本針

2012年1月3日火曜日

末広がり

剱崎間口港から夜明けの
房総半島を望む
2012年1月3日(火、休) 長潮
喜平治丸 8号船 左舷ミヨシ1番
城ケ島沖-洲崎沖 水深180-210m
曇り 北北東の風10-7m 波2m

ヤリイカ 5杯 胴長28-38cm
スルメイカ 3杯 胴長30-35cm

「今度こそ」ズシズシズシと3杯は乗っているはず。巻上げの重みが嬉しい。50mほど巻き上げた150mぐらいか、ガツガツと派手な引きに続き、急にテンションがなくなった。高速巻上げで取り込むと、上から3番目のプラヅノに頭と足だけで胴が噛み切られたヤリイカ…。下の仕掛けは錘ごとない。二連続だ。タイかサメだろう。

数はともかく型に満足
 初釣りはストックが切れたイカ。2日に予定していたが、強風予報に延伸。だが、この日も風波高く、バラシ多発。今期はスルメばかりで、ヤリイカが不調。この日も序盤は城ケ島沖でスルメばかり。洲崎沖への移動を決めた船長がヤリイカの群れを探し当てたのか、中盤一時入れ乗りに。このチャンスタイムに横取りされたのは痛い。仕掛けごとお釈迦でダブルパンチだ。船長から錘をもらい、気を取り直して再開するも、時合いは短い。終盤なんとかポツポツ拾う。バラシ、トラブル多発で釣果は乏しかったが、存外の良型ヤリイカが釣れたし、都合八杯の末広がりは今年を暗示しているのか、始まったばかりだが…。

マイロッド11 マイリール1 PE3号
ヨリトリリング、中錘なし、錘120号
14cm直結7本針、18cm直結9本針、18cmブランコ7本針、11cmブランコ7本針