2012年8月28日火曜日

デカツオ

初めてのカツオは丸々太って色合いビューティな5.6Kg!
2012年8月26日(日)
一俊丸 11号船 左舷ミヨシ2、3番
出船6:00、沖上がり15:00、帰港15:40
相模湾 タナ30-40m
晴れ 東の風2-3m 波0.5m

ジャック 0 (T_T)
上さん カツオ 1匹 5.6kg

キメジのうまさに驚き、釣りに行きたいと言い出した上さん。無謀だが本人にはやってみないとわからない。一本の重さ勝負するとも言い出す。無謀だ、というよりやり取り・取り込みは俺がすることになるだろうから、そもそもバトルが成立しない。のでこれは却下。無料貸竿のある茅ヶ崎の一俊丸をチョイス、女性割引も効いて財布にやさしい。手巻きの貸竿を見た上さん、当然のごとく俺の電動を手離さず左舷胴間にセット。沖縄にある台風の影響でウネリが港内に入り、船が揺れる。沖に出るとウネリの周期が長く、釣りには全く問題なし。快晴・凪、暑い。典型的な真夏の釣り日和。

2時間の魚群探索後、第一投でお決まりの手前マツリを演じて苦笑いの上さん。数回追い駆けた後に「き、来たー」と叫ぶ。緩めのドラグが滑るが、のされた竿を重みに耐えてキーパーに置くのが精いっぱい。代わって巻き上げようとしたときにはすっぽ抜け。船長がドラグを絞めた後次のヒットも上さん。すぐに交代してやり取りするが、オマツリでハリス切れ。俺にはアタリがないまま、また長いクルージングに。暑さと長い探索、魚群発見時に船団接近戦の気ぜわしいStop&Goにくたびれた上さんは、デッキに上がってお昼寝。

今がチャンスと2本の竿を操る俺。上さんの竿が根元が海に突き刺さる。デカいキメジか小さなキハダか、反対舷に突進。船底に擦れて道糸を切られないよう苦しい態勢でやり取りするが、反対舷とオマツリ。「緩めてー!」と声をかけて強引に巻き上げるが、バシッ。テンションと同時に緊張感が一瞬にして飛ぶ。天秤に結んだハリスの大型スナップサルカンがすっ飛んでいた。以降ハワイアンフックで接続。しばらくして俺の貸し竿に始めてヒット。カツオらしき引きをキコキコとぎこちない手巻き途中にブツン。「右舷で頭だけ上がったからサメだね」と船長。都合4ヒット4バラシ、…トホホ。残り1時間、あきらめ感が漂う。

「あーぁ、よぉ寝た」と爆睡からお目覚めの上さん、「ええっ?1本も釣れてないの?」とのたまう。しばらく俺の忙しい二本竿扱いを傍観していたが、やおら「やる」と言い出し、おれは貸し竿専任に戻る。「ア、アカン」と苦しげな声に横をみると、海面に突き刺さる竿に苦しげな表情の上さん。どうも、釣運はこ奴のほうが上らしい。すぐに交代、ウィンチで電動ポンピング。残り10mで20m引き出される。キメジか?「最後やからバラさんといてよ」と隣でのたまう上さん。「俺の仕掛けを揚げといて」と追いやる。「こりゃー良い型だ」という船長が差し出すタモに納まったのは、後検量5.6kgのカツオ。丸々太って、青や緑の尾びれや見るからに美しい。この日は8号船が良かった。11号船船長は延長して釣らせてくれたが、船中カツオ0-1、キメジ0-1、混合で0-2と苦戦する中、貴重な1本に二人して安堵。

俺は大型キメジ狙いで20号ハリス・タナ深めで通したが、やはりアタリが極端に減る。唯一のアタリは16号に代えたときだけ。上さんのアタリは全て16号。電動のありがたさも実感。4000番でも発煙したことがあるらしいが、3000番でもテンション一定モードなら5.6kgカツオでも巻き上げ可能だった。それにしてもバラシが多く、仕掛けや技術に改善の余地大…。と振り返り反省の帰りの車中、昼寝の甲斐あってか珍しく眠らぬ上さんがつぶやく。「アテたけど巻けんかったから二人で1匹やな」…おぉ、たまにはまっとうなことも考えられるんだと感心しながら「喰わせたのは立派。釣果はお前だ」と応じる。「もう止めとく、マグロとカツオは。くたびれるし、賭けても絶対儲からん」…やっぱりそこに行きつくわけね。

ジャック
貸しロッド、貸しリール、貸し天秤、貸しビシL80号、20号3m1本針16号、16号3m1本針14号

上さん
マイロッド14マイリール2 PE6号、天秤50cm、青物用プラビシL80号、16号3m1本針14号

2 件のコメント:

  1. すっかり最近は大物釣師ですね。
    フグばっかり釣っている私なんて一発でギックリ腰になりそうな話です。

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  2. うめさん、ご無沙汰しています。
    乗船時間が長いし、ファイト中の態勢が悪くて、あちこち筋肉痛です!(^^)!

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