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伊良湖から伊勢へとフェリーが出る |
昨夜は伊良湖に宿泊。濃尾半島の先端だ。岡崎からすぐだと思っていたが、この半島なかなか長い。場所柄リゾートホテルにしたが、一人でも違和感がない。思えばプライベートな旅行で一人なのは(釣行を除き)初めてかもしれない。いつも愛し愛される人と一緒だった。寂しさと気遣い無用の気楽さとが交錯するが、一人旅も良いものだ。
設楽原に直行。歴史資料館は定休日だが、古戦場を見て回る。復元された馬防柵や信玄塚
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左に丘、右に小川。武田騎馬隊が
撃たれていく |
に戦死者の多さを思う。小高い山々に囲まれた小川を挟んだ細長い平地での激戦だ。陣取りから、家康が不審を募らす信長に対してこの戦いで信用回復を企図していたことがわかる。発端となった長篠は今も高い崖が残る天然の要害だ。籠城戦になったのも頷ける。鳥居強右衛門の磔に至る伝説が日本人好みである。それにしても、信玄ゆかりの名将をことごとく戦死させた勝頼の具凡さが目立つ。桶狭間と異なり、信長は新たな鉄砲戦術を胸にこの戦には自信満々だったろう。
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鳥居の磔場所は後ろの新東名
建設に伴い移動されていた |
城も見飽きたので、予定していた浜松城は止める。代わりに道中で見つけた竜ヶ岩洞という洞窟を見学。秋芳洞ほど大規模ではないが、
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洞内は通年18度 |
それなりに長い自然の力を感じさせる。80年代初めに苦労して発見・開発したらしく、公開されてまだ20年程だ。様々な形状の岩や洞内滝を写真に撮りながら、ふと洞窟好きだったお上を思い出す。帰宅したら何時ぞや行った富士の洞窟写真を供えてやろう。
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