2014年11月21日金曜日

立寄りに小さな幸

日の出に代えて朝焼け
19日は福田港釣行後、御前崎に移動、民宿に泊まる。翌20日に御前崎から出港する石花海でのヤリイカかマダイにデビューしようとの思惑だった。だがアカムツ釣り前半のうねりに思った以上に疲労しており、連釣を断念。案の定、21時には寝たのだが、5時まで熟睡。これでは船に乗れなかったろう。予報も外れて、気温低く小雨も降りだしたので釣行回避は正解だったろう。一人だと直前の体調や天候により臨機応変に対応できるのが良い。

御前崎から遠州灘を望む
夜中に二度ほどテレビに起こされる。操作していないのだが、勝手にONになるのだ。タイマーがセットされているわけでもないのに、お上がなせるのかお化けテレビだ。二度目はコンセントそのものを外して問題解消。それでも映るとまさにオカルトだ。夕食も朝食も美味くはないし、(指摘して事なきを得たが)請求はネット予約時よりも水増しされているし、この民宿は今回の宿泊中最悪、二度と使わないだろう。
見にくいが沖には船団が

御前崎には一度ツーリング仲間と着たはずなのだが、どこかの高速を走っていたシーン以外、記憶がない。30年近く前の事なのでしょうがない。この仲間はとにかく走ることが目的だったので、単に通り過ぎたのだろう。朝飯前に御前崎灯台近辺を散策する。曇りで日の出も富士も拝めなかったが、眺望は良い。すぐ目の前に何を狙っているのか、遊漁船が30艘ほど船団を形成していた。

見応えある小山城
帰路、東名高速に向かう途中で、城を見つけたので立ち寄る。吉田町にある小山城だ。信玄が遠江侵攻への拠点としていた小城だが、三重の堀や隠し馬廻りなどなかなか見応えがある。天然記念物の巨大ソテツや、展示されていた鎧兜の大きさにも、他にはない見ものだった。この城でも、天守閣からは360度見渡せ、家康が20年近くも奪還を果たせなかったのもうなずける。

大きな信玄の甲冑に迫力
東名で由比を通過するたびに一度訪れてみたいと思っていた峠がある。薩埵峠というらしい。安藤広重が東海道五十三次で描いていることで有名だ。雄大な富士が雲に隠れて絵のようにはいかなかったがここからの眺望はなるほど良い。由比方面へ向かうと旧東海道の街並みにも風情がある。

富士が不足の安藤広重
渋滞を避けて午後1時半には帰宅。5泊6日の気ままな愛知・静岡の旅を終えた。犬どもがかしましい。洗濯しながら、釣具の清掃がてら入浴を済ませ、アカムツを捌く。炙り刺身と塩焼きを仏前に供えて無事を感謝。天気にも恵まれた。雨は最終日のみ、それも運転中だけで、立ち寄り中は傘要らずだった。各地の写真を眺めながら、アカムツを肴に土産の地酒に酔う。なかなか連休はとれないが、2泊で釣行と観光を兼ねた一人旅ならできそうだ。また行こう。

0 件のコメント:

コメントを投稿