2015年7月21日火曜日

江の島デビュー、のはず

3連休の3日目7月20日(月)海の日は江の島に行ってみた。20数年ぶりだろうか。車で出かけて渋滞が酷かった以外記憶にない。今回は昼から飲めるように電車で。急行で30分強で着く。それほど近いとは思っていなかった。ビールを飲む暇もない。快晴で人出も多い。

島の参道入り口。暑い。
Kさんの提案で水族館へ。展示を素通りして出口近くにあるイルカショー開演に急ぐ。かつては飼育係が餌をやりながらジャンプさせるだけだった。今ではコスチュームを着込んだ女性4人が音楽に合わせてダンスしながらイルカをジャンプさせる。水中での共演ではシンクロスイミングの心得も必要そうだ。ご褒美の餌はバックヤードで男性飼育員が行っていたので、ステージの女性はもはや飼育係ではなく、ショーダンサーなのかもしれない。暑い。一旦出てビールで喉を潤してから、再入場し展示をのんびり見て回る。イワシの大群や見上げるエイやらクラゲコーナーやら見どころは少なからずあるが、八景島に比べるとスケール不足か。深海探索船やその捕獲生物の展示が一番興味深い。

一の宮。寄らずに山頂に急ぐ。
レストランからの眺め。
食べ物はいつも撮り忘れる。
ネットでランチを決める。うにピザが決め手になってイタリアン。いつでもどこでも検索できるのは本当に便利になったものだ。暑いので江ノ電で涼みながら移動して一杯と思っていたら、場所は江の島の、しかも頂上。覚悟を決めて炎天下の橋を渡り、参道を登る。3つの神社いずれにもお参りすることなく眺めながら頂上を目指す。目的は飲むことである。この島の山がこれほど高いとは思わなかった。エスカレータを使わなければバテていたなと思った頃目的のレストランに到着。海のサラダに、うにのピザ、シラスのスパゲッティに舌鼓を打ちながら良く冷えたスパークリングワインを空ける。2本。極楽。

洞窟から相模湾を望む。
あまり歴史を感じる
ものではないが、
なぜか手を合わせて
しまう。
20数年前の記憶が全く戻らない。海水浴だけで島には来なかったのかも。江の島デビューかもしれないと思い直すとあれこれ見ておきたくなる。展望台は風が心地よい。360度の眺めは少々霞んでいて遠景がくっきりしなかったが相模湾の広さを実感する。後10日ほどでキハダマグロのコマセ釣り解禁だ、などとどうしても釣りと結びつけてしまう…。ついでだ、とばかりに岩屋も見に行く。橋から山を登って、逆の海側に下りきったところだ。一山越えたことになる。道中至る所に窮屈な土地を開いた飲食店や土産物店があり、このちっぽけな島でも一級の観光地、その商魂のたくましさに微笑む。

岩屋は大した洞窟でもないが、古くからの龍神伝説に手を合わせて祈る。…もちろん釣行安全と大漁を。良い酔い具合だし、島の波際をぐるっと回って帰ればよいと考えていたが道がない。聞けばまた山に登って下りる道だけだと。この暑さでさらに1時間ほどの山越えは辛い。その山へ向かう分岐路にはしけ船乗船場がある。まさに渡りに船とばかりに乗り込む。上手い商売だなと声を掛けると、台風で荒れて10日ぶりの営業だとか。5分で橋のたもとへ。江ノ電にも乗って明るいうちに帰る。暑くも楽しい一日になった。

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